「酒池肉林 前夜祭」イベントレポート

祭り1日目、仏滅。
「神さま、仏さま、どうか祭りがうまくいきますように」
天に祈りつつ家を出る。

今日の会場は西小倉大門にあるカフェengel(エンゲル)。オーナーの寺本くんとその仲間たちが作った、昨年オープンしたばかりの手作りの可愛らしいカフェバーです。
寺本くん、若干29歳。若けえのに、よう頑張っとるなあ。

会場入りしたら、すでに岡山からテストパターントリル(村岡くん・林くん)の2人が到着していました。村岡くんとは電話やメールでは何度も連絡をとっていたけど、こうして会うのは初めてで、なんだかふわふわしつつ、はじめましての挨拶をかわす。

そのままテストパターンはリハ開始で、その間にひばりちゃんを西小倉駅までお迎えに。
ひばりちゃんは本日の出演者の中の、ある意味裏ボス的存在で、女装して美空ひばりの歌を唄う「おじいちゃん」である。ただ、実際に唄っているのを見たことはなかったんだけど、たまたま別の場所でお会いする機会があって、その見た目のインパクトのみで出演をお願いしたという。
ある意味、賭けだったけど、個人的にそんな「我が道を行く」人が大好きなんで、吉と出ようが、凶と出ようがどっちでもオッケーである。

駅に着いたら、赤いベンチコートをはおったそれらしきおっさんがいたので、
「ああ、メイクとかしてなくて、衣装も着てなかったらこんな感じなんか」と、
「ひばりさん、迎えに来ました」と意気揚々に声を掛けたら、
「ん?いや、そんなん知らん…」
と冷たくあしらわれる。
実はその場をふらついていた、単なるホームレスのおっさんであり、著しく赤面…
あやうくホームレスのおっさんをひばりちゃんとして会場に連れてくるところやった…
おっさん、紛らわしいよ…

その後、しばらく探したらコンビニの前で本物のひばりちゃん発見!(「本物のひばりちゃん」って言い方も変ではあるけど)
すでに完璧なメイクと衣装でたたずむその姿は、もはや威厳すら感じました。
車に乗っていただき、会場まで送迎。
「ここまでどうやって来たんですか?」
「バスで」
え、その格好で!?そのメイクで!?
すげえぜ、ひばりちゃん!

会場到着後、ひばりちゃんリハ。
老眼が激しいため、歌詞カードを思いっきり近づけてくれとの要求。ファイトだ、ひばりちゃん!!
当初はスピーカーの前で唄ってもらっていたんだけど、どうもパンチが弱い、ということで、ひばりちゃんの出番のみ会場の照明を消し、バーフロアの電球一個のみ点け、その下で唄ってもらうという演出に変更した。
結果、こうして良かったと思っている。

続いてPELOのリハをささっと済ませ、17:30、いよいよ開場。
18:10、10分押しでライブスタート。

1番目、PELO&MC BMW。
大阪からやってきたグダグダラッパーMC BMWを従えてのライブ。BMW、今日のために買って来たおしゃれな(?)サングラスとTシャツ&スパッツでバッチリきまってました。
とにかく、汗をかくライブをやろうとやり散らかしました。
ちょっとは会場をあっためることができたかな?
「Say やっぱ!」⇔「好きやねん!」のコール&レスポンスもばっちりきまりました。

2番目、ヒーローズ。
001
まさかの「やっぱ好きやねん」のネタかぶりは置いておくとして、今夜はアコースティックな編成でゆったりと。
こんな引き出しもあったかと、興味深く観させてもらいました。アコースティックでやると楽曲の良さが際立つね。

良い流れを受けて、3番目、藤井邦博(魚座)。
002
ここのところ県内・県外各地で弾き語りをしまくっている藤井くん。さすが、数をこなしているだけあって、すっと自分の空気に引きこむのがうまい。そんで、ギターがうまい。心に沁み渡りました。

で、4番目は今夜の裏ボス「ひばりちゃん」。
003
まずは何よりも選曲が渋い。みんなが知っている「川の流れのように」とか「愛燦々」とか「真っ赤な太陽」とか唄わない。なので反応に困る…
肝心の歌もめっちゃ走り過ぎたり、少々音程を外したりしても、全く動じない。突然、言う程似てない森進一のモノマネを始めて、お客さんにキョトンとされても心が折れない。そして、唄いながらちょっとずつ後ろに下がっていき、せっかくの電球一個のライティングの演出が見事台無しに。じりじり下がって行き、最終的に後ろのトイレに入ってしまうんじゃないかとヤキモキしてしまいました。
でもそこが良い。まさに唯我独尊。
ひばりちゃんのほっておけない感を、お客さんも暖かい目で楽しんでくれたみたいで一安心。

5番目、秦穴創。
004
仕事が繁忙期らしく、もしかしたら出番に間に合わないくらい遅くなるかも、との連絡を受けていたため、少し心配してましたが、当日はやるべき仕事をぶっちぎって来てくれました。本当にありがたい。仕事が忙しくて、事前の練習もままならなかったみたいでしたが、これが逆に良い反動になったのか、素晴らしい弾き語りを披露してくれました。

そしてトリは、テストパターントリル。
005
このユニット名を使って色んな編成でライブをやっているらしく、今回はギター・ボーカルの村岡くん、シンセサイザーの林くんの2人ユニットで演奏してくれました。
これがとにかくカッコよかった!繊細なエフェクトを駆使したナイスフレーズのギターに、あ・うんの呼吸で絡むシンセ。2人の演奏のシンクロに、軽くどっかの世界に飛ばされる気持ちよさでした。

006
あんまり気持ちよくなったもんで、最後は出演者・お客さん全員で締めのアカペラ、「川の流れのように」。ひばりちゃんが唄ってくれなかったんで、みんなで唄って大団円。(しかし、なんだこの締めは?)

打上げは、地元勢+テストパターン村岡くんで「資さんうどん」へ。
明日もあるってことで、とりあえず早めに解散。あ~、初日から楽しかった。

祭り前半終了!
2日目へ続く→