カシナポ結成20周年祭

20180821-kashinapo

「ヨコチンロックフェスティバル(現:ヨコチンロックカーニバル)」という音楽の奇祭が、年に一度福岡にて開催される。

通称「チンロック」。

奇祭という表現がぴたりとハマる、福岡はもちろん、全国各地の愛すべき奇人変人が一堂に集まる狂気の音楽イベントだ。

「フェス」なんて生易しいことを言っているが、世間一般に考えられる音楽フェスとは一線を画す、魂と魂のぶつかり合いの催しだ。

個人的にはチンロックは「祭」と言うよりは「戦争」だと思っている。

ただし、そこには人種や宗教のしがらみも無ければ、音楽的なジャンルの境界も、もちろん、暴力も存在しない。
演者対演者の、演者対客の、そして、自分対自分の死闘が1日中繰り広げられる。
世界一ピースフルな戦争、それがチンロック!

何を隠そう、紫川カナシミ合唱団(仮)というグループは、「この乱痴気イベント、チンロックにどうにかして出演したい」という不純な動機、いや、すごくピュアな思いで始めた。

もっと具体的に言うなら、
「ギターが弾けるわけでもない、歌がうまいわけでもない、ましてや、音楽の才能があるわけでもない、そんな平々凡々な奴らが音楽への初期衝動のみでチンロックを目指す」
というコンセプトのもと始めた。
(※残念ながら現在は解散中。7月にワンマンイベントやったけど…)

そんな奇祭の中のおいて、さらに際立った個性豊かな奇人変人が、サブステージの出演者たちだ。

メインステージのように明るいスポットライトすら当たらない、その小さなステージで自らギラギラと発光する強烈な個性たち。

例えば、オクムラユウスケ
例えば、林まゆ
そのキワキワの表現を一度目の当りにしたら、もうおしまい。
僕はあっという間にとりこになり、感動すら覚えていた。

そして、絶対に忘れてはならない猛者がもう一組。

それが、カシミールナポレオンだ。

世界一安っぽいヴィジュアル系バンド「カシミールナポレオン」、通称カシナポ。
なんと今年で結成20周年!

20年ということは、あぁちゅやりんごが産まれた時からずっと続けているってこと。

カシナポの凄さは、とにかくぶれないこと。

それが大きな規模のイベントであろうと、平日数人のお客の前だろうと、そのスタンスが揺らぐことはない。

僕が初めてカシナポを見たのは、もう10年以上前のことだと思うが、すでにいまとほぼ同じようなことをやっていた。

初めて見るその表現があまりにも衝撃的で、爆笑しつつも、ひどく嫉妬したのを鮮明に覚えている。

それから10数年経っても、カシナポはカシナポのまま。

本当に凄いことだと心から思う。

8月21日、そんなカシナポの20周年を祝う祭りが開催される。

この記念すべき晴れの舞台に、我ら紫川カナシミ合唱団(仮)も誘ってもらった。
(※解散中なのにね… そもそも、「解散中」ってなんだよ…)

もしかしたら、憧れのサブステージの猛者たちに、ちょっとだけ近付けたのかもしれない。

それは大変喜ばしくありがたいことだ。

が、その反面、「さあ、君たちはこの祭りをどう乗り越えてくる?」という無理難題でもある。

やるか?やられるか?

できれば、やられたくはない。

よし、やりにいってやる!

9abc3187

8/21(火) 天神VooDooLounge
「ラウンジサウンズ~カシナポ結成20周年祭」
19:00開場 19:30開演
1500円+1drink order
カシミールナポレオン
オオクボ-T
サイキシミン(佐伯)
オクムラユウスケ
紫川カナシミ合唱団(仮)
ふー(THE VOTTONES)
YAJILOW-VEY
ボギー
※全出演者カシナポメイク

事前予約で「秘蔵ライブDVD」プレゼント!

是非!